FC2ブログ
Twitter ブログパーツ

GARDENING APE

高良造園 green fingers from 阿佐ヶ谷

06
24

果報は寝て待て

園庭緑化の都への申請書類の準備が何とか終わりました。

今回は、都への書類提出期限までの期間が短く、各保育園園様との緑化について緻密な意見交換も充分に果たせない中での御提案になってしまった事がちょっと心苦しいところだが、今回ご提案した計画は、兎にも角にも「踏圧に強く、その土地に合った丈夫な芝を作る」ということを第一の目標としてた。
施工初期の養生時間が他の工法と比べて2ヶ月ほど長くなってしまうというところが、かなり頭が痛い感じだった。3か月、場合によってはもっと長い養生期間を、保育園という施設に果して受け入れていただけるかどうか?そんな話、到底受け入れられるものではないだろう。
しかし、これまでの校庭緑化やグランド緑化の現況(芝が痛む度に行う補修工事と養生期間が多い)を鑑み、丈夫な芝生を作るという目的を考えたら、ここはもうひたすら丈夫な芝を作ることだけを考えていくことにした。
従来のソッド芝やロール芝など仕上がりの早い素材や施工方法は数多くありますが、芝生は絨毯ではなく生きた植物です。そこにしっかり根付いてもらわなければなりません。
芝生を含む多くの植物がそうですが、枯らさず強く丈夫に育てるには、「植物の持っている力を出来るだけ引き出し、いかにその土地に適応させるか」が鍵になると思っています。

昨今、公立小学校の校庭緑化で行われているティフトンを主としたフィールド式の施工も大変美しく魅力的ですが、校庭や園庭はサッカーグラウンドとは違います。興行収入があるわけでもなく、芝が痛む度に長い養生期間を設け貼り替えるわけにもいきません。
また、今回携わった園庭の面積は400m2から800m2でした。緑化面積はそれよりさらに狭くなりますが、何しろ園児一人あたまの面積が狭い。
使用時間も、とあるサッカーグラウンドは使用しても年間100日程度、保育園の園庭は日曜以外毎日です。一人あたまの芝面積もサッカーなどに比べたら随分少ないでしょう。体重の軽い子供たちとはいえ、ハードな使用状況になることは容易に想像できます。
芝生の葉はプラスティックじゃないので、摩擦には弱いです。必ず擦り切れて痛み、禿げます。
そうなると養生期間を設けて、貼り替えです。
まあ、現在この緑化事業で主だって指揮をとっている業者の多くがJリーグなどのスポーツターフの得意な業者ばかりなので、施工や管理方法が「枯れたら補修すればいい」という考え方が基にあるのは容易に理解できるところです。本音を言えば、その位大らかな気持ちで施工管理できれば、施工側としても気軽にお勧めできるのですが・・・。

都からの補助は「施工時のみ」という条件や、在来工法ではガッカリするほど芝が痛み、貼り替え・養生を余儀なくされ(特に施工2~3年。貼り替え・養生を繰り返すうちに、枯れずに残った強い種だけでターフが構成されるので良くなってくる理屈)、また外で遊べない子供たちの心中を察すると、初期養生の時間は長いですが、しっかりと強い芝を育て、その後の貼り替えや養生期間の短縮や灌水回数等できるだけ省力化し、摩擦対策に目土と合わせてゴムチップなどの緩衝材を使用して芝生を保護する方法を考えてお勧めしていくつもりです。

現在のところ園庭芝生化に関して「これが完璧!」という施工方法は無く、どの商社や施工会社も開発・努力に躍起になっている事と思うが、もし今回仕事が決まり、良い結果を残す事ができたら、これからの園庭緑化に一石を投じる事ができ、園児たちも喜んでくれることだろう。

芝苗の敷設や目土かけ作業の際には是非、園のチビッコ達にも参加してもらい、植物を育てる喜びや出来上がった芝生の上で寝っ転がった感触や青臭い匂いを、ほんの少しでも記憶の片隅に残して行って貰えたら、サイコーっす!

ブログランキングに参加してます!みなさまの応援が励みになります。ポチっとよろしくお願いいたします!
↓   ↓      

いつもありがとうございます!

スポンサーサイト



コメント

コメント投稿

非公開コメント

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)